そして勉強は続くし、創作も続いてゆく

ふと思い立って9月の終わり頃から漢字検定の勉強をしている。受検するのは(無謀にも)準1級。商業高校に通っていたのでいくつか資格は持っているけれど、漢字検定の受検は初めて。お友達に「蓮子さんなら2級より準1級の方が勉強してて楽しいかも」と言われたので、すっかり私もその気になって、じゃあ準1級で……とテキストを買って日々少しずつ勉強をしている。何かを勉強するのは4年ぶり(4年前もある資格試験の勉強をして、なんとか合格した)。


作業所に通っている日は1時間、休みの日は3時間と決めてやっているけれど、これがなかなか難しい。

読みの問題だと見たこともない漢字がゴロゴロ。恐らく、日常生活では殆ど使わない漢字ばかりではないだろうか。使ってビジネスメール。小説書く人でも、あんまり使わないような。


書き取りの問題だと見たことある・知っているけれど、書けないものが山程。普段スマホやPCばかりで文章を書くので(手書きで日記もつけてるけど、使う漢字なんてたかが知れてるし)手書きで漢字を書かないとすぐ忘れるんだなあとつくづく思った。まあ、自分の頭が悪いせいもあるけれど。


漢字は嫌いじゃない。自作の小説でもあれこれと漢字を使っているくらいだし(無理に漢字を使い過すぎてるって指摘されたけど、それが私のスタイル)。使う漢字ひとつで作品の雰囲気や世界観が決定づけられると思うし、特に私が書きたいと思っているような作品は、雰囲気が大事。ひらがなが多い耽美小説・幻想小説ってちょっと想像できない(私は)。まさに「細部に神は宿る」だ。


話は変わるけれど、昨日ぱっと掌編小説を書いた。『朝顔の種』というなんの捻りもないタイトルで。病身の男が何も残さず死にゆくことを虚しく思っているところに、どこからともなく風船が飛んで来る。庭木に引っかかったそれを取ってみると、小さな包みが括りつけられていてその中に朝顔の種が入っていた。彼は朝顔を育てることを決意して気力を取り戻すという、結構ありがちな話を書いてみたけれど、なんか違う……と思ってしまった。

前に、作風を変えていきたいとここにも書いたけれど、私が書きたいものはそういう奴じゃないなあとしみじみ思った。何だかんだで耽美小説や幻想小説が好きで、そういった作品を書いていきたいのだな、と再確認。三つ子の魂百まで、ですな。


最近、別名義で女性向けのR18作品(自作の『帰り花』の番外編です)なんかも書いてみて、これは自分の中でありだなあと思った。R18なので割と表現も露骨だし、読み手を選ぶだろうけど。R18作品はまた何か書いてみたい。その前に漢字検定の勉強があるけど。


検定試験は来年の2月。

合格目指して頑張るぞ!




月睡蓮

椿蓮子による一次創作サイト。小説や個人ペーパー、日記などを置いています。 どうぞごゆるりとお楽しみくださいませ。

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