無意味な唄
現在、『偶然性の音楽』をネットプリント配信中ですが、元々のタイトルは『無意味な唄』というものでした。
今回書いた詩は、タイトル通り、「偶然」できあがったもの。
書き方としては、ダダイズムの創始者、トリスタン・ツァラを少し真似てみた。
思いつくままに付箋に単語を書いて袋に入れて、適当に一枚ずつ引いて順番に並べて出来上がり。
言葉が繋がっているようで、繋がっていない。
意味がありそうで、ない。
今回、この詩を作っていてとても楽しかった。自分でも仕上がりが判らない面白さ。言葉というものを使う以上、どうしても意味や語感にとらわれてしまうけれど、この手法ではそれらから解放される。言葉の外へ出て行ける――そんなふうに感じました。
どうしても鏡文字を使いたかったので、フリーフォントを探しました。読み手にはかなり読み辛い仕上がりだけど……まあ、これは見た目の面白さを追及した結果です。本当はもっと色々デザインを考えていたけれど、うまくはまらなかったので、かなりシンプルになったけど。
また何か面白いものが作れたら良いなあと思ってます。
0コメント